神事日程
御用木
東京大学千葉演習林より
提供される御用木
神木斧始祭(伐採式)
鳥居曳が行われる前年の秋、御用木を伐り出す神木斧始祭(しんぼくおのはじめさい・伐採式)が行われます。祓い清め、伐採を奉告する祭典を執り行った後、杣夫(そまふ・伐採師)によって御用木が切り倒されます。
今回は東京大学千葉演習林より7本の杉が提供されます。最大のもので胸高直径120cm以上、樹高に至っては50mにも及ぶ、樹齢100年以上を数える巨木です。これだけの巨木を切り倒すことは現在当地では稀少であり、見応えのある神事となるでしょう。
平成26年(2014年)12月8日(月)の斎行を予定しております。(※荒天の場合は、11日(木)に延期)

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神木斧始祭
(平成6年・1994年11月26日)
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神木に杣夫によって斧が入れられる
(平成6年・1994年11月26日)
神木磨き
氏子の奉仕によって皮むきされ、
磨かれる神木
(平成7年・1995年)
神木送祭・神木磨き
伐り出された御用木は神木送祭(しんぼくおくりさい)の後、町内に安置され、氏子の奉仕によって皮むき・磨き作業が行われます。
きれいに皮むきされ、磨かれた後、約9ヶ月の間寝かされ、鳥居曳での奉曳をじっくり待ちます。
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二タ間川を渡る第一号木
(平成7年・1995年)
鳥居木曳祭
鳥居木曳祭(とりいぎひきさい)は一連の神事において最も規模が大きいものです。
伊勢の神宮の式年遷宮で行われる御木曳神事にならったもので、数日間かけて、御用木が氏子たちの手によって天津の各町内を曳き巡らされ、最終日、天津神明宮の境内に曳き納められます。

今回は3日間かけて、天津神明宮の御用木3本(第一号木・第二号木・第三号木)が奉曳され、初日には須賀神社(通称:天王様)の御用木1本もあわせて奉曳されます。
奉曳される先々ではさまざまな神賑行事が企画され、街は大勢の人たちで賑わいます。

奉曳日程(予定)
 8月22日(土) 天津小学校校庭にて出発式
        天津神明宮・須賀神社 奉曳
        須賀神社曳納め・奉曳奉告祭
   23日(日) 天津神明宮 奉曳
   24日(月) 天津神明宮曳納め・奉曳奉告祭

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天津小学校での出発式
(平成7年・1995年8月4日)
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祓い清められる御神木
(平成7年・1995年8月4日)
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御神木のまわりに集まる人々
(平成7年・1995年8月4日)
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撤去される旧鳥居
(平成7年・1995年9月12日)
鳥居木撤去工事式
新しい鳥居を建立するに当たり、古い鳥居は祭典の後、撤去されます。

※今回は鳥居の損傷が激しく、倒壊の危険が高まったため、平成20年4月にすでに撤去されております。
鳥居木造始祭
天津神明宮に曳き納められた御神木を加工するにあたって、鳥居木造始祭(とりいこづくりはじめさい)が行われます。
祭典の後、地元の大工によって御神木は鳥居へと加工されていきます。
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鳥居木造始祭
(平成7年・1995年9月18日)
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大工によって鳥居に加工される。
(平成7年・1995年9月18日)
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完成間近の鳥居
(平成7年・1995年10月)
鳥居通初上棟祭
加工された鳥居は建立され、天津神明宮例祭日(10月16日)の前日15日、鳥居通初上棟祭(とりいとおりぞめじょうとうさい)が行われます。
神事の後、神職を先頭に行列が組まれ、新しく建立された鳥居を通り初めします。
社殿で奉告祭を斎行し、境内では餅まきなどの神賑行事が行われ、通り初めをお祝いする大勢の氏子・参拝者で賑わいます。
この神事をもって、式年鳥居木曳祭の一連の神事は完結します。
翌16日には式年鳥居木曳祭を終えた初年の例祭が行われます。
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建立された鳥居
(平成7年・1995年10月)
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神職を先頭に通り初めされる。
(平成7年・1995年10月15日)
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境内での神賑行事のようす
(平成7年・1995年10月15日)

[写真提供] 鴨川市郷土資料館・今井 孝 氏